大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル (Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
大人の科学マガジン編集部(編集)
・「冨田勲インタビューは必読」
雑誌の出来も非常に良いです。おそらくマニアが編集にいるのか、冨田勲、YMOから石野卓球、中田ヤスタカまで国内のシンセサイザー重要人物のインタビューは読みごたえ充分。他にはシンセサイザーの歴史、付録に限定しない仕組みや使い方、重要盤のディスコグラフィー、主要メーカーの開発模様などが主な内容。どれも良く練られています。
ただ、なにより三千円とちょっとでスピーカーと外部出力端子のついたアナログシンセサイザーが買えるというのは驚くべきことです。ミキサーに繋いでみましたがノイズも少なくシッカリした出音。フィルターやエンベロープもちゃんと機能しており、音作りの楽しみも体感できる設計です。ただし電極棒を使ってリアルタイムで正確なピッチの演奏をするのはまず無理かと思います。また、部品、据付のスピーカーなど全体的な造作については当然ショボイのですが、それは買う前から判っていたことで、何より音作りの部分が良いためとくに不満には感じませんでした。
個人的に出音は良いと思うのですが、あくまで限られた機能での話しです。きらびやかなパッド系やふくよかなベースなどは逆立ちしても作れないと思われるので一度ホームページでサンプルを試聴して検討される事をおすすめします。
楽をした分は必ず別の何かで補わなければいけない〜冨田大先生の言葉が沁みます。
・「これぞ「学研のふろく」!!」
以前から話題になっていた3000円のアナログシンセ。
・「これは面白い」
アナログシンセの原理と歴史が説明してあったり、富田勲さん初めとするオーソリティのインタビューがあったりして、読むだけでも楽しめます。「ああ、この写真に影響されて、自分でMTR買ったりミキサ買ったりしたんだよなー」って思いながら。
おまけの製作も簡単で、確実に動作するようにうまく設計してあります。LFOの波形が二種類(三角と方形)あって、ビブラートやディストーションに使えますし、最低限のエンベロープとフィルタがついていますから、音いじりだけでも結構遊べます。音楽っぽいものをしてみようと思うなら、メンディングテープをカーボン板に貼って(カーボンのない所)、そこにオクターブ・五度・四度のマークをうってやると、ある程度は演奏できるようになりますよ。
・「音が変わるだけでも充分面白い」
これは面白い。アナログシンセにあこがれた世代としては、3000円少々の商品で、ツマミを回して音が変わるだけでも充分楽しめます。価格性能比なら、KORGのカオシレイターを買うほうが良いと思いますが。
このインターフェースでどの程度、音楽らしきものを作れるかはわかりませんが、音が出てるだけで楽しいです。最初から音声出力端子がついているのもGOODです。
小さなネジなので、組み立て時は、小型のプラスドライバーを用意してください。
・「案外組み立てが難しい!けど面白い。」
ねじが弱いので、ドライバーですぐミゾが削れてしまい、きちんと締められないですよねコレ。組み立ても意外と難しい。20分、というのは慣れた人かなー。また、接触が悪いのか なかなか電源がオンにならず焦りました。
裏蓋がなく、付録の入っていた段ボールを切り取って使う(笑)という辺りがまさしく「ふろく」。なんですけど、本当にびっくりする位のカッコイイ音が!もう一台買いたいくらい。感動しました。
特集記事も内容、ゲスト共にが濃いです。ヴィンテージ・シンセの写真を見るだけでワクワクしますね。miniMoog 欲しくなっちゃいました。
・「ねじに泣かされたっ!」
書籍部分は最高です。シンセサイザーの歴史、歴代の名機紹介、電子楽器を使いこなすミュージシャンの記事と盛りだくさんです。YMOの3人それぞれにあの松武さんがインタビューしていたりするんです。ふろくもおもちゃとして十分面白かったです。それなりに音色変化を楽しめます。出力端子まで付いていて、大音響でも楽しむことができます。ですが、入力は基本的に横長のカーボンに端子棒を接触させるだけのもので、音楽を演奏することはほぼ無理です。音を作り出すアナログシンセの雰囲気を楽しむものと納得しましょう。さて、問題のねじ。10カ所ねじ止めするのですが、そのうち2個も「ねじ切れ」してしまったのです(ねじ山が欠けたのではない)。そんなに力一杯ねじたわけでもないのに。幸い致命傷ではなくて音の出るものにはなりましたが、納得いかず、学研に抗議のTelをしました。善処していただけそうです。みなさん、購入したらねじは極緩めにしめましょう。
・「雑誌としてグッジョブ!」
付録のシンセに関するレビューが多いですよね。大人の科学だからしょうがないんだろうけど、雑誌の出来がとても良い仕事だと思います。昔、キーボードスペシャルの愛読者だった人には確実に受けます。僕がそうです。この正月休みに隅々までじっくり読ませてもらいました。その筋のミュージシャンへのインタビューもいいですね。あと付録について、これは確かに面白いし触ってるだけで自然と口元が緩むんですが、アナログシンセの考え方を学びたいのであれば、ニンテンドーDSの「DS-10」のほうがずっと勉強にはなりますし、可能性ははるかに大きいですよ。だけど、触って口元が緩む感覚っていうのは、ハードシンセならではの味わいですね。
・「興味本位でしたが」
前作のテルミンが気になってたところ、何やらアナログシンセサイザーたるものが?面白そう!というだけで購入に至ったのですが10代の私にとって三千円の支出は大きい…いや、これには値段以上の価値がありました!
シンセサイザーについて全くの無知でただ興味があっただけなのですが、本誌、ふろく共に面白い!私はふろくの方に首ったけなのですが持て余しそうな方ほど色々いじり倒してみて欲しいです。絶対にこれの面白さに気付きます。耳の良い方であれば音階も刻めると思いますよ。何より色んな音が作れますのでそれだけで充分楽しめますが(笑)
ふろくの組み立てについてですが私は手こずることなく出来上がりました。得手不得手によるのでしょうか?しかし難しいことはないので誰でも作れるように思います。
ここからシンセサイザーにハマるのも悪くないと思いました^^
・「これ、最高じゃん」
はっきり言って付録目当ての購入。図書カードが余っていたので、本屋でシンセを買っちゃいました(笑)組み立てのネジの指摘が多いですが、仕様では#1のプラスドライバーを使用するように書かれています。ないひとはダイソーで売っているので買って丁寧にネジ止めすれば特別弱いわけではない。締めすぎなくても十分固定しますし。裏蓋は厚紙だが、イヤなら付けなければいい。組み立てはネジ止め数カ所とつまみを付けるくらいだからよほど不器用でなければ説明書どおりに組み立てれば15分もあれば十分だと思う。
さて肝心の本体だが、これは面白いぞ!!!!確かに音階を刻むにはコツがいる。きちんとした音を出すのも研究の余地は多い。しかし電極棒をスライドさせながら音を探ればそれなりにメロディは刻める。家で遊ぶには十分だ。ライブで使うとなると話は別だが。
例えば自分の好きな音楽を鳴らしながら適当に直感的に音階を探りながら触っていると結構な暇つぶしになる。
鍵盤で手間なく音階が刻めて、簡単に音が鳴らせる物を求めるならおもちゃのキーボードでやればいい。それがなかなか出来ないから面白いのであって奥深く、勉強になる。
学研、見直しました。なかなかのものです。お見事。
尚、本の内容もキーボード、シンセ好きにはそれなりに面白いと思います。
・「全員買うべきです。」
付録もさておき、冊子の内容が凄すぎ。神々の共演とでもいいましょうか。バイブルです。
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