・「駒場野に血風が吹き渡る……」
ついにあと四人づつを残し、甲賀と伊賀が駒場野で激突します。奇襲作戦のつもりが裏目に出る、油断をしたらばかえって追いつめられる。刻々と変化する戦況、そしてまたもや消されていく人別帖の名。すでに全能力が明らかになったとはいえ、予測のつかない戦いぶりは相変わらず抜群のおもしろさです。
また、今後のキーパーソンとなる春日局こと阿福の登場、そして在りし日を描く番外編も収録されており、またも予想を裏切らぬおもしろさであることは間違いありません。
・「戦いの中の“情”を描いた一息つくような巻です」
これまでの3巻に比べると大がかりなアクションがなく、どちらかというと地味な展開。逆にいうとマンガ化しにくい部分だったのかもしれません。
ラストで天膳が復活するビジュアルで、人面相のようなものが動き出すのですが、これはなかなか面白いと思う人と、やりすぎだと言う人と、評価が別れそうな変更点です。ただ、ナメクジ人間・雨夜陣五郎などと並べるとそれほど違和感がないのも事実ではあります。
・「ドキドキ!ムラムラ!これぞエンターテイメントっ!」
それでは、この漫画の凄いトコ、申し上げますよ!まずは、悪夢のごときハイパーアクション!文句なしの疾走感とキレの良さ!迫真の対決に目を奪われ、心は忍法合戦真っ只中へ!お次は、からくり群集劇!十対十!其々の思惑と妙技が合わせ絡まり、そしてぴたりと収まります!更に色々エロ!これはもう言わずもがな。生暖かささえ感じる女体の重量感っ。圧迫感っ。(お胡夷、大奮闘!)稀に見る天晴なエロですね!そして、凄惨な戦いの中、ホタルの様に仄かに光り、やがて消えゆく儚い思い…。いやぁ、もうお見事!原作の素ん晴らしさをそのままに、己ならではの手法で魅せつけ、驚嘆させてくれました!安易な漫画化が氾濫する昨今、まさに理想的な小説→漫画な作品であります。(蛇に咬まれた指の傷や、半年前のエピソードなど原作を膨らませた効果的な小物、コネタもあれば、逆に展開が整理されてたり、と至れり尽くせりです。)忍法帳ファンとしましては、三角関係が可愛い江戸忍法帳や、キャラ立ちまくりで格好いい忍法八犬伝、なんぞも読んでみたいもんです!
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