・「部下の使い方が参考になった。」
全く使いものにならない人間は一人もいない。
100が仕事の全体だとして
部下が3しかやれなかったら、
残りの97は、上司である自分がやる。
とてもシンプルな考えです。
これを基本にして、どう育成していくかを
考える。
「あいつは使える」とか「使えない」と
言っているうちは、上司失格。
・「常に自分の頭で論理的に考える知的ホワイトカラーを目指せ」
この本は、バブル崩壊後の低迷期の最中の1999年に単行本で出版された世界的なコンサルタントである大前研一氏の自伝的メッセージの本である。
知的に怠惰にはならず、例えば、一年にテーマをひとつ決めて勉強し、自分のキャリアをゼロリセットすることも厭わず、社内ではなく、世界レベルで通用する人材になることを勧めている。また、そのための方法論も提案している。 大前氏の言葉を借りると、それは、知的ホワイトカラーになることである。工業化社会の横並び意識から脱却し、常にそれは本当か?それでどうするのか?を自分に問いかけ、付加価値の高いアウトプットを出す人材のことである。職業的なイメージで言うと、“士”ビジネス:会計士、司法書士、弁護士等の単なる専門家ではなく、新しい提案(付加価値)をできるコンサルタント的な仕事をすることである。
大前氏の言っていることは、今の時代にもあてはまる、というより、大前氏の先見性を評価すべきであろう。今や、知的労働者の仕事も、判断や意思決定を行う部分以外は、外注できてしまう。いくら、CADによる設計製図が上手でも、計算機シミュレーションに長けていても、専門能力に優れていても、創造的な付加価値を生まない知的作業(知的ブルーカラー)は、アウトソーシングの対象である。
本書を読んで、社内評論家にならず、人の噂話で憂さを払うような人間にならず、常に、向上心を持って、俯瞰的に問題を捉えて本質を見抜く目を身につけ常にそれを磨き、そして具体的な提案を行いかつ率先して実行する人間になろう、と、気持ちを新たにした。
・「目からウロコが落ちる」
いつもながら、大前氏の書物は表現が明確で、イメージを描きやすく、筆致も冷静で良い。今日の日本の状況が「成熟化」状態にあること、企業は程度の競い合いから方向性の選択を迫られていること、若者は尖がっていなければならないこと、知的体力が大事であること、30-40代が最も打撃を食う年代であること、子どもは国境がなくなり、同時代化していること、98年で家計支出が60万円下がっていること、無駄なものにお金をかけなくなったこと、情報を整理し我々に理解させる力が凄い。目の前がパッと明るくなりファイトが沸いてくる。
・「世界的な格差拡大時代のサバイバル指南書」
個性的な生き方と広い視野を持つ、稀代の異端児で、世界的なコンサルタントの大前氏。
彼の若き日のサラリーマン経歴から、彼の越し方行く末を通して、サラリーマンから、プロフェッショナル論、憂国論まで、幅広く個人のサバイバル、国家の行く末まで、存分に論じた「大前氏のビジネスライフに関するアジェンダ」です。
組織で生きていくサラリーマンと、ボーダーレス社会での、コンサルタントとしての仕事への姿勢に始まって、知的ブルーカラー、知的ホワイトカラー、知的プロフェッショナルに至るような、格差世界でのキャリア上でのサバイバル論を強烈に展開。
環境は変わる。時代は変わる。昔がんばって手に入れた、エスタブリッシュメントは、5年も経過すれば、陳腐化し、栄枯盛衰の波に飲み込まれる。
だから、時代の流れ、変遷、流行と本質(普遍なもの)を見極める目ききを身に着けて、切磋琢磨しないと、すぐに競争社会から脱落し、この世からいなくなってしまう。
そんな生き方、そんな無常観、世界観で生き馬の目を抜くビジネスの最先端を生きてきた大前氏の人生訓がにじみ出ています。
スローライフとはまったくの対極にある氏の人生観は、世界的な視点で、毎日、毎分、毎秒を無駄にせず、常に自分を追い込み、時代のにおいを敏感に感じ取って、先端を生き抜くという、大前氏の姿勢は、ビジネスの世界で生きている人間にとっては、少なからず羅針盤になっていることは間違いない。
・「10年前読み、生き方に最も影響を与えた本、私はその通りに行動して今に至る、修正箇所が必要ない骨太な本」
最初銀行に勤めていたので、おそらく普通の人より、10年早く、100年に1度の不況に直面していたのが1998年頃。銀行の支店で、いわゆる貸し渋りも取り纏め役を任命され、相当な違和感を抱えて仕事をしていた。自分が乗っているこの船は、一生乗り続ける船ではないのではないかと。
その中で、以下の、この本の中の大前氏の言葉は当時の自分の心を強く打ち、船を下りて、自分で自分の人生を自分の小船で泳いでいく決心を完全にさせた。10年たった今、10年掛けて準備してきたことが何一つ無駄にならずに今の自分に結びついている。10年たって、陳腐化しているものは一切なく、むしろ真実度は増すばかりである。
参考になった箇所は、以下の通り、→自分に誠実でない妥協をして他人と見せかけ上だけでうまく付き合っていけることを自慢するような風潮が日本を衰退させている
→今の日本の企業社会は協調性や順応性を重んじてナアナアで受動的に生きている人が(特に中間管理職では)ほとんどだから、船から下りて自分で泳ぐことを目指して能動的な生き方をし始めると、おそらく周りから弾かれるようになる
→カラオケの18番、イエーイ いくら互いにヨイショをして人間関係を磨いても、発展的なものにはつながっていかない カラオケや酒で慰め合うのは、若い人にとっては時間の無駄である
→あなたが30〜35歳だとすると、船から下りて自力で泳いで向こう岸にたどり着くことを目指す能動的な生き方をするのか、ということは、今の時点で決断しなければ手遅れになる。
→なぜなら、最初の5年間は準備期間だからである。 この海は結構冷たいし、波も荒い。そこへ飛び込む前に、まず基礎体力をつけなければならないのだ。泳ぐ訓練はそこから先でよいと思う。
→情報はできるだけ遮断して本当に必要なことだけを深く掘り下げて考える。受信型から発信型に変える
→今乗っている船を下りて荒海に泳ぎ出すということは、生きるか死ぬかの瀬戸際に立つということである。その時に上司の覚えをめでたくしたり、社内の人間関係を円滑にしたり、余計な人脈を作ってみたところで始まらない。
→向こう岸に泳ぎ着くことのできる体力をつけ、生死をともにできる仲間を見つけることだ。
→自分を変える作業は一人でやる寂しい作業だが、2年、3年と基礎体力をつける訓練を積んでいけば、訓練をしていない人とは違う視点で会社を見ることができるようになる。だんだん自分の求めているものが見えてきて価値観も変わってくる
→類は友を呼ぶで、不思議と価値観の一致する仲間に遭遇するチャンスが出てくる
・「2006年以降の、これからのサラリーマンにとっての必読書」
この本は「知的ブルーカラー」、「知的ホワイトカラー」を定義し、これからの時代に本当に成功していくのは「知的ホワイトカラー」だから、それを目指せと言うのが目的の本でした。これからの時代を生き抜いていくには、時間給で働く概念を拭い去り、毎日を能率重視の生活に変えていくべきだと説いています。これは仕事の時のみならず、普段の生活から実践し、時間に追われる生活から、時間を有効活用した質の高い生活にもつながります。この本から学んだ人生に成功する秘訣は以下の通りです。1.やると決めたことはその日のうちに必ずやる(有言実行)2.本当に必要なら、今ある知識や能力、たとえば、仕事場や大学で学んだこと、を一度忘れて新たなことに挑むことも必要。もったいない、の気持ちからは今必要としている能力、機会は得られないかもしれないと言うことを肝に銘じておくべきだ。大前氏曰く、「大経営者は消しゴムがでかい」。3.人生は一生が勉強。先生になったらそれで終わりであることは無い。
1999年に書かれた本ですが、大前さんは時代の何年も先を行くオピニオンリーダーですので全く古さを感じさせず、これからのサラリーマンにとっての必読書であると思います。お勧めです。
・「鋭いがゆえに下手をすると思考停止する」
大前氏の著作は数多く読んでいるが、これは特に気に入っていてこれまでに何度となく読み返している。読むたびに著者に「君は新しい時代でsurviveできるのか?」と挑発されているような気がしてくる。日常生活に忙殺されて「現状維持」・「水平移動」的な生活パターンに逃げ込む誘惑にかられた時などに読むと良い。自分を奮い立たせてくれる。非常に多岐にわたるトピックについての大前氏の分析は極めて鋭く、しかもわかり易く、そして的確だ。「スーツを着ていてもブルーカラー」などの指摘はすでに現実の事象となってきている。しかしあまりにも分かり易く、説得力のある分析なので、下手すると彼の指摘を聞いただけ安心して思考停止し、自分で考えることを怠りそうになる。もちろん著者は本書の中でそのことも戒めているのだが・・・彼の本を批判精神を持って読むことも忘れないようにしたい。もしこの本でさえ読むに耐えないほどひどく落ち込んでいる時は、同シリーズのサラリーマン・リカバリーの方をお勧めします
・「新時代のビジネスマンのバイブル」
レビューのタイトルは非常に陳腐なものになってしまったが、この本はサラリーマンではなく、誇り高いビジネスマンとなるための指南書である。何となくわかっているビジネスマンとしてのあるべき姿だが、おそらく実践している人はほんの一握りであろう。筆者のような人物が書いているからこそ、説得力があるというものである。「強調性を売りにするような若者はダメだ。若者はとがっててなんぼ。」という筆者の言葉を胸に、日々の仕事に取り組んでいきたいものである。
・「気付きを与えてくれる書」
本書は決して、サラリーマンとして社内に生き残っていく術、を示した書ではありません。知的労働集約型な労働者を脱し、如何にして知的付加価値の創造者(知的ホワイトカラー)に成長していくか、を示した書になるかと思います。
成長するためには、気付きが必要です。大前氏がエンジニアから経営コンサルタントへ転身した際の気付きのエピソードは、多くの社会人にも身に覚えのある部分かと思います。また、30代から40代の会社員が、如何に会社や国から不利益を被っているのかが、多くの情報に裏付けられた理論で展開されています。まずは、そこに気付くことから始めなければなりません。
しかし、多くのサラリーマンは、日々の多忙な日常業務に追われている事と思います。自分の状況、つまり自分の勤務する会社や自分のキャリア、自分の資産、を冷静に振り返り、気付き、舵取りを行えている方は少ないのではないでしょうか?
本書を読むことで、自分の生活や仕事の様々な局面における、疑問や問題点を気付かせてくれます。そして、サラリーマンの目指すべき方向、意識すべき行動を明確化できます。よい本に出逢えました。
・「サラリーマンは必読。」
ほんとにいい本です。最近読んだ中では、群を抜いたインパクトがありました。期待通り。いやそれ以上でした。
大前先生の指摘どおり、サラリーマンをやっていると、35才で一通りの仕事を覚えます。トラブルにも適切に対応できるし、一応、部下の指導もできます。それだけに、その後に生き方が大切であると言う指摘は、胸に突き刺さりました。私も35才。今、この本に出合えたことに運命を感じます。
「サラリーマン諸君!国境を越え、起業を越え、生き残らなくてはならない。日本について嘆く前に、自らの行き方、生き様について考えてみないか?」
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