・「ちょっと待ちねぃ・・これを読みねぃ」
こいつを街の図書館で見つけたときには「こんな本を公共施設に置いといていいのかよ?」ってな感じだったけど、この本に出会えたきっかけを作ってくれた図書館の職員の方には、とても感謝しています。オリジナルには付録CDがついていて、こいつがまたイイんですよ。ブルージーでユーモアがあって・・もう本当に理屈じゃないんだな。章のあとに載ってるレコードを手に入れて、じっくりと笑って考えて納得して読み聞きしたらいいと思います。合間に差し込まれた芸術的なイマーノさんの絵画作品も素ん晴らしい!
・「「自由」を求め続けた清志郎」
清志郎のあふれる才能に改めて驚かされた一冊。
「君が代」問題からインディーズでのCD発売を余儀なくされた当時の清志郎の本音が、芸術的とも言うべきユーモアをもって語られている。立ち読みしたらつい笑ってしまい恥ずかしいこと間違いなしのユーモアをそこかしこに散りばめていながら、一貫して流れるのは切ない程の「自由」への熱い思い。
虚構と現実が行き来する文体は、日記的章段と随筆的章段とが織り交ざる『枕草子』を思い出させる名著。文はもちろん、絵もすばらしい。一流な人は何をやらせても一流なのだとため息をつくばかり。
清志郎に興味がある方、発売禁止騒動当時の彼を知りたい方はもちろん、自由を愛する全ての人にこの本を勧めたい。
・「これが名著である理由」
清志郎は、天才作家でもある。
それはこの本によって証明されている。
各話ひとつひとつが読みきりのサイケデリックな小説のような情景豊かでわけの分からない、でもなんだかいとおしい物語が展開する。文体は非常に読みやすく、思わず「クスッ」と笑ってしまうギャグがちりばめられている。
つぎの話で、前話が見事にフェードアウトする。そこも痛快だ。
人々はすれ違って生きていく。でもそれぞれにドラマがある。清志郎が、あの独特の間合いで、人間を描いてみせる。非常に卓越した文章のセンスが光る。
私は正直、彼の歌より、この本での文章のほうが好きだ。
どんな才能のある作家がどう頭をひねっても、この独特の「清志郎文体」は再現することができない。ほんとうに素晴らしい。
騙されたと思って買ってみてください。
・「一つ一つの言葉に責任を持っている清志郎」
この人は適当にものを発言しないんだな〜本当にすごい。ふざけているような文面でも言いたいことは本質を突いている。
・「大事な「文庫版あとがき」あり」
2009年6月に重版されました。
単行本の方にはCDが付いていたので、文庫版では物足りないと思っている方もいらっしゃると思います。
でも、この文庫版には完全復活に向かって闘病中であった清志郎さんのとても大事な、そしてとても彼らしい「あとがき」があります。
ずっと活動を見守ってきたファンの方、それと最近彼の生き様に興味を持たれた方、この「あとがき」のために買っても損はしないと思います。
・「偉大なり」
「TVブロス」に連載してた、コラムを集めた一冊。
一話一話が短くてサクサク読み進むことができるが、読み終わるのがもったいなく感じる作品でもある。
なによりもあとがきで最近のボスの言葉が読めるのが良い。
2月には武道館で復活祭だ!!
・「教育図書として強力にスイセンします!」
この本を読んだ多くの方も同じ感想だと思う。正直びっくりした。清志郎の文章のうまさ、その表現の素晴らしさに。角田光代さん、町田康さんのあとがきもよく、文庫版の清志郎のあとがきもとても良い。とにかく改めて清志郎ってすごい才能の持ち主だったんだな〜と。僕自身はこの本がリアルタイムで書かれていたころ、相当に清志郎から離れてしまっていたんでとても悔やまれますが、今頃になって十字架シリーズ買ってるんです!でも清志郎の言うことって全部スジが通ってる。それはもう昔からだけど、だからこそ本物のロッカーだと思うんですよね。いきなりだけど、そんな清志郎がこの国(日本)を嫌いになっていったのも実によくわかる。上から下までセコイ奴ら多いもんね!
それで!ここからが大事なんですが!この本はぜひぜひ小学生から中学生くらいの子供に読んでもらいたい!純粋無垢な大人なんていないと思ってる子供たちに読んでもらいたい。絶対世界観変わると思う。本当にカッコイイ生き方ってなんだろう?って考えることができるはず。おれが25年前にRCサクセションに出会って「本当に大事なこと」を見つけたように、何か心に訴えてくるもんがあるはず。だからおれはこの本を教育図書として強力に推薦したい!
・「清志郎ワールド全開の爽快さ」
まるで、清志郎のライブのように、変化にとみリズム感に優れている文体と奇妙ででも魅力的な世界。清志郎の歌詞がそうだったように、清志郎にしか書けない個性がキラキラ輝いています。
現実への辛らつさや、ユーモアーもあって、影響をうけた音楽への愛情と寸評もあって、文庫版の解説の角田光代さんも書いていましたが、鋭い言葉の数々。「本当に必要なものだけが荷物だ」「どんな金持ちでも権力者でも朝がくるのを止めることはできないのだ」「中身をみがく方が大切なことなんだ。それは世界の平和の弟一歩なんだよ」「右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ」「もう1度笑うためにはその前に迷惑をかけた人を笑わせてあげないとね」とそして確か「自殺なんかするな。人間いつかみんな死ぬんだ」という文章もあったと思います(うろ覚えですみません)清志郎が2人といないような個性的な存在だったということが、この本からもつたわってきます。
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