・「韓国ドラマ「魔王」の小説化!」
何年か前に韓国で一代センセーションを起こしたドラマ「魔王」。私も大ファンです。この小説は、その脚本家が書き起こしたもので、人物のセリフや場所など展開もすべてドラマに忠実で面白い。 内容は12年前の学生時代にある少年が事件を起こした事が発端となり、その時、真実を闇に葬り去ったために12年経ってから、その事件に関連のある人々が巻き込まれていくという…まぁ言ってしまえば「復讐劇」なのだが、文中にも出てくる犯人が示した、「ひとつひとつが絡みあって全ての要素がひとつの全体を成す」というファウストの中の一説が読み進める内に次第に姿をあらわす。犯人は比較的早くにわかるのだが、12年前に事件を起こした少年の心にとじこめた痛み、12年前に全てをなくした、また別の少年の悲しみが交叉し、彼らが発する言葉ひとつひとつ、謎のひとつひとつにもドキッとして時には涙を流してしまった。なお、登場人物は韓国人だが最初に各人物の紹介や人物相関図、また出て来るタロットカードの説明や、各章のコラムも良いと思う。
・「おもしろいです」
ドラマを見ているうちに原作を読みたいと思い、上下購入しました。1晩で一気読みしました。とても読みやすかったです。でも終わり方が・・・なんともいえません。
・「ドラマの方が・・・」
嵐の大野君主演でドラマ化された、魔王。ドラマが結構面白く、調べたところ、韓国のドラマが大元ということで、ノベライズ本を読んでみました。原作、ではなく脚本とあるのでもともとドラマ用なのかな?
面白かったけど、とりあえず韓国なので名前が分かりずらい。チェ、とかチョとか、スンハ、スンギ、スンクとかあまり出てこない登場人物だと、誰だったっけ?となってしまうのがつらかった。
話はやっぱり面白いけど、小説ではないので場面展開が急。なんの描写もなく、ページをめくると違う場面になっていたり。
日本のドラマより放映が長かったのか、登場人物も多い。日本のドラマのが凝縮されていてわかりやすく面白かった気がする。
きっちりと小説として肉付けしたものが読んでみたいと思いました。
・「おもしろいことはおもしろい」
ノベライズの担当者が、脚本あるいは映像を見ながら、まんま文章に起こしているように感じた。つまり、読みながら「テレビの映像」が思い浮かぶ(韓国版・日本版ともにドラマは見ていない)のだが、小説として読んだ場合、視点や場面の切り替えが急すぎて少し戸惑う。シナリオ自体は面白く、やや強引な部分はなくもないが、楽しめて読めた。しかし、いくら推理がメインではないとはいえ、登場人物相関図で犯人や、起こる殺人事件といったネタバレをしてしまうのは閉口する。
小説としての完成度とネタバレとでマイナス2。
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