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▼咲 -Saki- 5 (ヤングガンガンコミックス):詳細

咲 -Saki- 5 (ヤングガンガンコミックス)

咲 -Saki- 5 (ヤングガンガンコミックス)
小林 立(著)

▼クチコミ情報

・「モンスター
小林立「咲-Saki-」の5巻。今回もカラーページたっぷり。9ヶ月ぶりということで随分間が空いたが、恐らくアニメ放送に併せての刊行スケジュールだと思われる。

この5巻では、県予選決勝が始まりから区切りのいいところまでじっくりと描かれている。脱線や補足的なエピソードは一切無し、真剣勝負という一つの事柄が、じっくりと描かれている。スピード感は健在だが、展開に関してはゆっくりと。それもあるキャラについてはこれ以上ないくらい深く描かれている。

それは主人公の咲ではなく衣である。龍門渕のエースにして、インターハイでは怪物の異名を持つ彼女。とは裏腹に、外見はほぼお子ちゃまな訳で、そんな彼女がまるで鬼の様な形相で圧倒的な力を見せ付けまくる展開には敵ながらに痺れる。 しかもその描き方の演出が、もうほぼバトル漫画に近い。衣が仕掛ける一手一手に深海や爆発、人ならざる覚醒と恐るべき演出が付けられている。4巻の時も、ギャグスレスレまで切り込んだ演出力にハッとしたが、この5巻でもその独特の演出が個性を生み出しており麻雀を一切知らない読者でも、その演出を見ればどういう状況なのかが一目で解る仕様になっているのが面白い。

またこの巻では人と人との繋がり、信頼といった至極普遍的なテーマも描かれていると感じた。決勝戦の大舞台ということもあり、1人の打ち手に対してそれぞれのキャラが寄せる想い。ほぼ真剣勝負、シリアス真っ只中の巻という事もあり、時折出てくるそういう描写が更に読み手の心情をヒートアップさせる。 特に風越女子の池田と部長の盤上での再会のシーンはかなりグッと来ました。これは麻雀ではなく、もはや戦いである。その域まで来ている。

しかし最後に収録されている和と(タコスの)優希の高校入学直前を描く番外編でちょっと安心できたり。本編が相当すごい事になっているので、かなり和めました。こういうのがあると嬉しい。

衣は既に海底の底に3人を沈めてしまったようだが(読めばわかります)、最後の最後で咲が反撃を決意する。6巻ではそこからの反撃が描かれる。この巻だけでも高まりまくっているのに、次巻ではどうなってしまうのか?ドキドキは継続しそうである。

・「おもしろいんだけど・・・
ついに県大会の決勝卓。藤田プロを倒した天江衣相手に勝てるのか!?

・「美少女×麻雀、遊○王風味
県大会大将戦、いよいよ「魔物」登場で主人公(他2名)が翻弄され、しかし、むしろここからが逆転劇の始まり、というところで待て次回、になっています。 タイトルにも書きましたが、麻雀漫画でありながら、いよいよ気分は遊○王。(前巻のステルスちゃんあたりから個人的にはそんな雰囲気でしたが)麻雀にあまり詳しくはない自分からしても「ありえねー!」と叫びたくなる対局が続き、その度ごとの演出がこれまたかっこいい。ちなみに「遊○王」は自分的には絶賛の意味を込めてます。ま、5巻にもなって絵柄どうこうとか「えーと、パンツはいてますか?」的な構図なんかについては、もうそれでOKだからこそ5巻まで読んでいるもの、として、次巻主人公がどんな手で巻き返しをはかるのか?はたまたこのままやられてしまうのか? このノリで突っ走ってもらいたいものです。 あ、ちなみに自分はアニメから入った出遅れ組です。

・「肝心の麻雀が面白くない
元々、真面目な麻雀漫画ではなく百合風味の美少女麻雀漫画だ。しかし、それでももうちょっと真面目に麻雀そのものを描いて欲しい。各キャラの説明不能の豪運が炸裂する展開ばかりではさすがに飽きてくる。

絵はかわいらしいが、画面が白っぽく全体的に画力はイマイチ。萌え風味で一部の読者を引きつけるのもそろそろ限界だろう。

・「気を発する麻雀漫画
ついに始まった大将戦。 この巻は天江衣の強さを読者にしらしめる内容だ。 咲を読んでいつも思うが、小林先生は演出が上手いと思う。 衣と咲の異常性を、周囲の人物の反応によって読者に分かりやすく訴えている。 信じられない現象が起こり続ける卓上に、周りの凡人は驚き、恐怖すら抱く。 その大袈裟とも思える演出こそが漫画・咲の魅力であり、読者の緊張を高める。 咲、池田、加治木の県内トップクラスの実力者たちが、なんとかして衣のハイテイラオユエから逃れようとする緊張感は圧巻。 麻雀漫画でここまでの緊迫感を出せる演出力は素晴らしい。 この漫画で特徴的なのは、「気」のような概念があることである。 強者になればなるほど「気」を持っており、また相手の「気」を感じ取ることができるようだ。 このあたりは格闘漫画のような趣きである。 だから、読者としては「気」の描写で人物の強さを判別できる。 大将戦の四人を例にとれば、衣は強靭な気を発し、咲と加治木はその気を感じることができた。 しかし池田には気を感じとることも発することもできず、どんどん振り込んでしまう。 5巻では衣>咲>>加治木>>>池田という序列が見てとれた。 池田だけ食い物にされて可哀想な巻。

・「あァー!華菜
この巻は、池田にとって地獄の戦いです。魔物2人と魔物に対応できる優秀な策士との戦いです。一般人である池田さんは、なすすべもなくボロボロに・・・見ていてかわいそうです。この魔物たちは、鬼ですね!(特に衣)池田銀行集中爆撃で、破綻寸前に!カワイソ過ぎる。

内容はかなり面白いと思いますが、ほとんど衣の活躍だけで終わってしまいます。池田頑張れ!

咲 -Saki- 5 (ヤングガンガンコミックス)
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