・「なんと言っても読みやすい」
本書は、著者が様々な場所で講演などを行い、そこで使用したパワーポイントの資料を、「厚め」、「合成し」、「再構成」したものとの事ですが、このレイアウトがばっちりはまっています。1ページに1枚のパワーポイントを配置し、その下に本文を書くというスタイルは、「内容が薄くなるのではないか」という気もしましたが、読んでみてビックリで、「だらだら書かなくても、まとめればまとめられるのだ」と言う事が本書を読むとよくわかります。
内容的には、「過剰な情報」が全ての人を取り巻く環境に於いて、メディアはどのように変わっていくのか、をややマーケティングよりの視点から考察したものです。
ロングテール、アテンション、ネットワークに多くの文面が割かれていますが、この3点が、ネット社会の成長によって、既存の常識と大きく変わった部分なのでしょう。
サラッと読めるわりには、内容は深くて印象に残る本です。
・「ネット時代の新たなコミュニケーション戦略のヒントがぎっしり」
ネットの普及によって、情報を伝達することが「速く・広く・安く」できるようになり、さらに伝達した情報に対する受け手側の反応がこれまた「速く・広く・安く」得られるようになっって、人々のコミュニケーションの形態が激変した。 そして、コミュニケーションの形態が変わったとき、それにともないビジネスはどう変わったのか、広告はどんな影響を受け、今度どのようにすすんでいくのか。といったことについて、セミナーの基調講演のような目線で(大局眼で)述べられています。
「情報大爆発」という書名は違和感があって、非常に冷静な議論がはじめからおわりまでなされています。
「ロングテール」論に対する反論、過剰経済のところ、クロスメディアの考察のあたりは、自分の仕事のアイデアを考える上で大変参考になる情報が含まれていました。
この出版社の本は、無理やり理屈を捏ね回していたずらにものごとを複雑化するような本が多いと感じていて、敬遠していましたが、この本については問題意識を刺激し、新たなフレームワークを提供してくれるとても内容の濃い情報が詰まった1冊だと思え、価値があったと思えました。
・「仕事に活きた1冊」
書店でも数多く並び、目を引く本書籍は、気になっていた。総務省の資料にも多く記載され、「情報爆発」があちこちで叫ばれている中、そのタイトルにも惹かれた。
インターネットをビジネスにしている人は、必読と思う。プレゼンテーションに活きる理論、図、事実が惜しげもなく披露されていて、著者の人柄が見える。
話し言葉であっという間に読み終えたが、その内容は深い。この内容でこの値段は、う〜ん。安いと思う。
・「ファンダメンタル」
心理学や経済学といった広告以外の分野の学問を援用しながら、今後のメディア環境がどうなるかというのを、一度本質に立ち返って考えてみようよ、というスタンスで書かれた本。
今日明日どうなる、という話ではなくて、そもそも中長期にどうなるのか、ということを一度腹を据えて考えてみたい、という人にはいいのではないでしょうか?
参考までに、この本を読まれて面白かった方には岡本一郎の「グーグルに勝つ広告術」も面白いと思います。
・「情報は爆発してるんだ!」
もはや「情報がたくさんある」という時代は過ぎてしまった。今や、「情報がありすぎる」時代なのだ。
そんな時代に人々に対していかに語りかけるか。
著者は、この問いに対する方法論を説いているようであり、この時代に対して以下にして立ち向かうべきかを指南しているようでもある。
図が多いので読みやすいという点もうれしい。
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