クライング・ゲーム DTSスペシャル・エディション [DVD]
ニール・ジョーダン(監督), スティーヴン・レイ(俳優), ミランダ・リチャードソン(俳優), フォレスト・ウィテカー(俳優), エイドリアン・ダンバー(俳優)
・「未見の皆さんご注意を!!!」
この映画を知らなくて、今から観ようと思ってる方はカスタマーレヴューを読んじゃ駄目です。ネタばらしをしてる方がいます。それがわかっちゃうとこの作品を観る楽しみが無くなりますよ。予備知識を持たずに観てくださいね、いい映画ですから。
・「松林 正己のレビューは許せません」
なんの知識もなく見たクライングゲームは最高です。私の中でも大切にしたい作品です。できるだけ多くの人にこの貴重な経験を味わってほしいのです。それをぶち壊す(ネタばらし)のは同じファンとして恥ずかしくもあり、残念でしかたありません。この作品に興味をもたれたかたは、レビューなど見ずにただただ感じ取ってください。ハマッタ人は最高に感じ入りますよ。
・「さそりとカエル」
IRAがイギリス軍の兵士を誘拐、監禁する。兵士と、その見張りをするファーガスの間に奇妙な友情が芽生え、兵士は死を前にして自分の恋人に会って、愛してると伝えてくれるようにファーガスに頼む。彼は関わるつもりはなかったにもかかわらず、その恋人ディルに会い、ずるずるとごたごたにまきこまれていく。
べたな恋物語なのだが、とにかくすべてが良くできている。薄暗い酒場のライトの下でけだるげに歌い踊るディルの妖しい美しさは、そのシーンだけでもこの映画を見るに十分に値する。ボーイ・ジョージの歌うCrying Gameと絶妙のコンビネーションだ。この映画のなにもかもすべてが好きなのだけれど、特に終わり方が気に入った。
こういう気が抜ける終わり方は、いい映画だったな、としみじみできる間を与えてくれる。そういう余裕みたいなものがやはり、大人の国イギリスの映画の特徴なのかもしれない。
・「DVD化嬉しいです」
かなり前に見て当時どっぷりと嵌った作品です。 常日頃「DVD化」とそれに付随する「特典映像」が見たかった自分にとっては今回非常に嬉しいです。 監督脚本の二ール・ジョーダンは、他にも「インタビュー・ウィズ・バンパイヤ」や「モナ・リザ」といった作品を生み出している方です。 特にこの作品は、彼の表現の得意とするミステリアスさとそれに溺れていく人間の儚さとを前面に出した、傑作だと思ってます。 この作品は大きく分けて、2部構成となっています。 前半はテロリストとその人質との、緊張感ある心理劇が繰り広げられます。ここのじっくりと見させる展開は、シナリオ・キャストあらゆる面において秀逸で、文学的・哲学的舞台劇を見ているかのような錯覚に陥りました。 ここのラストは衝撃ですが・・・・まあ見てください。 後半は一風変わって、スリリングな恋愛劇が展開します。 ここの出来も非常に良い。 洒落た台詞の言い回しや、粋な恋愛テクニックの描写が見事です。 一回見て、結末を知ってても何回も見たくなる作品です。 それ程に大好きな作品です。 他に書かれている方もいますが・・・コメントでネタばれの項目があるので、はじめてみる方は見ないように・・・。
・「秀作」
映画というのはこのような作品をいうのでしょうね。見終わった後の何とも言えない幸福感。久しぶりにそう感じました。イギリス映画というのは何でこんなにおしゃれなんでしょうか。人生なんて人それぞれでいいじゃないかと妙に安心させてくれる優しい大人の映画です。これからも、何度も見たいと思います。
・「奇妙で可愛いフェアリーテール」
アイリッシュのニール・ジョーダン監督とスティーブン・レアのコンビによる、風変わりなラブストーリー。あるシーンで文字通りイスから落ちそうになりつつも、大お気に入り映画のひとつとなり、ニール・ジョーダン監督とスティーブン・レアの名をしっかりと私の脳裏にに焼き付けることとなった作品。ジョーダン監督は根底に宗教や国籍(イギリス人とアイルランド人)や肌の色、そして見た目や性別で固定観念を持つことの愚かさも訴えていると思うのです。 ネタバレは大変この映画の面白さを損ないます。何の前情報もなく見て、ラッキーでした。この映画の面白さはこのネタバレと関係有り、説明に困るのが難点。ラストで頑固なファーガスとディルの、仲がいいのか悪いのか分からないような会話、あれは彼の精一杯の愛情表現なのですね・・・私はあの一見なんでもないエンディングで、感動して泣けてしまいました。
誰もが感動する映画だとは思いませんが、ぜひ沢山の人に見ていただきたい映画の1つです。オスカー6部門ノミネート、脚本賞を取りました。。
・「特典が良かった。」
自分にとって、DVDの一番の楽しみはオーディオコメンタリー。ほかに全く特典が無くても、コメンタリーの収録さえあれば購入してしまうくらいです。今回は監督のコメントがたっぷり聴けて大満足でした。
内容を知った後で聞くオープニングの「男が女を愛するとき」。グッときます。この曲があってこそ考えられた脚本なのでしょうか。ばっちしマッチしてます。
ほかの特典は多少退屈ですが、題材が題材ですからこんなものでしょうか。もうひとつのエンディング、収録されてて興味深く観ましたが、このエンディングにならずに済んで、本当に良かったですね。
・「万人に見てもらいたい傑作」
この映画がテロリストという特殊なシチュエーション、しかもその上極めて突拍子もない関係を描きながら、誰が見ても納得できる説得力を持っているのは、ニール・ジョーダンが人としての「情」や「道」の世界を過不足なく描き切っているからだろう。単なるサスペンス映画ではないし、奇妙な恋愛映画というだけでは片づけられないのは、そういう人として当然の「情感」ゆえにテロリズムの非道さ・無意味さをそれとなく感得させてしまう優れた構想力ゆえだ。老若男女を問わず(子供には見せられないが)あらゆる人が見て、「いい映画を見た」という気分に必ずやさせてくれるだろうし、また少しでも多くの人に見てもらいたい、と思わせる映画だ。
・「IRAの兵士が体験する、不思議な事件の思い出・・・。」
英国政府に捕らわれたメンバー解放を要求する為、IRAの一グループが英軍兵士ジョディを誘拐。監禁した彼の監視を命じられたIRA兵士ファーガスは彼との会話の中で少しづつ友情にも似た感情を募らせていく。やがて、英国政府との交渉は決裂、死が避けられないことを悟ったジョディは、自分が死んだ後、ロンドンの美容院に勤める恋人ディルに会って、ただ、パブでブラッディマリーをおごってやってほしいとファーガスに願いを託すのだが・・・。 地味ながら、寡黙なIRA兵士ファーガスを演じるスティーブン・レイという俳優がとても良い。幹部達が過激な言動に自ら高揚し、目的のためなら手段を選ばないのとは違い、人間的で純朴な感じを漂わせている。彼がジョディとの約束を果たす為に恋人ディルに接近することで、初めは自分の知らなかったジョディの人生の一部が見えてくるのだが、やがて、ジョディのようにディルに惹かれていき、ディルも、陰のある静かなファーガスに好意をもつ。潜伏していたファーガスをIRAのかつての仲間が発見。IRA裁判を担当する判事暗殺を条件に逃亡の罪は帳消しにするが、もし、断ればディルの命は保証しないと脅されます。
高級ホテルで愛人との密会を終え、玄関前の車に乗り込む判事を、白昼、屈強なガードに警護される中を見事暗殺することができるのか? 突如からんできた暗殺ミッションを追いながら、ジョディとディルの秘密が明かされる・・・。英国社会が内包するIRA問題の根深さ、IRA組織の冷徹さを描き、緊張感あふれる映像が素晴らしい。
・「えも言われぬ色合い」
数年前、期待ゼロの状態で鑑賞、ノックアウトされた記憶があります。クールな画面。ツイストとターン満載の筋立て。そして最期に用意された予期せぬ希望。まさに映画的経験でした。今では私の映画歴のかなり大きな場所を占めています。もちろん事前情報ナシでみるに越したことはないですが、ご親切な方があれこれ教えてくれたとしても大丈夫、是非見てください。ネタばれで完全に褪色をおこすには色合いが深すぎる名作です。
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