ティアーズ・オブ・ザ・サン コレクターズ・エディション [DVD]
アントワン・フークア(監督), ブルース・ウィリス(俳優), モニカ・ベルッチ(俳優), コール・ハウザー(俳優), イーモン・ウォーカー(俳優), トム・スケリット(俳優), アレックス・ラスカー(脚本)
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・「汗と泥にまみれた愛」
アメリカ帝国主義、民族問題、ハリウッド的暴力表現、目立ちすぎるベルッチ…などなど、難しい問題を提起する人が多いようだ。しかし映画を観てる間なら、世界平和のことは忘れたっていいじゃないか! 私がこの作品を推薦するのは、「役者の面構え」を楽しめる映画だからだ。戦争物にしてはかなり禁欲的な作りをしており、ウィリスをはじめとする兵士たちはほとんど喋らない。その分、表情にすべてを込めて演じている。教会に残ることを決めた尼僧の紅潮した顔! フークアの丁寧な演出(『アーサー王』では発揮できなかったが)が光っている。演技・演出の魅力あってこそ、8人対300人の激闘(しかも難民を連れて)に説得力が生まれているに違いない。クレイモアを仕掛けに銃弾の嵐を掻い潜るシーンなど、劇場で息が止まりそうになったものだ。 ベルッチは獣のような瞳で熱演している。美しすぎるから駄目と批判されるなんて、美人とは損なものだ。もちろん、あの豊満な体が兵士にとって目の毒であることは間違いない。
・「絶賛しますです、クライマックスが幾つもある、全部ヤマ。」
ナイジェリアが、かなりヤバイ国として描かれてた。うーむ、人道的介入には、私はどちらかと言えば肯定的なのだが、ここまで他国人の為にリスクを冒すのは、政治的には批判されるだろうな。
しかし、最後に、黒人避難母と娘の再開シーンだけは少し萎えた。家族の物語は必須なのね。そっち方面はかなり薄めの優作なのに。
・「狂気の戦場の中での人間愛を見事に表現」
評価は星7つくらいあげてもいいのではないでしょうか。ブルース・ウィリスの演技は本当に迫真に迫っています。そして、戦争という狂気の中でも人間愛を失わずに最後まで闘ったアメリカ兵たちの勇気と誠意に拍手を送りたくなりました。 戦闘場面も非常に迫力があるのですが、それはアクションものとしての戦闘シーンではなく、戦争の醜さと非常さを訴えるためのシーンとして非常に説得力のあるものです。 人種差別と民族抗争と殺戮に対する抗議の映画として、見事なまでの完成度となっていると思います。最高の映画でした。
・「黒い大陸、アフリカの漆黒の闇」
ブルース・ウィリス扮するネイビー・シールズ、ウォーターズ大尉が直面したのは、与えられた任務を命令通りに遂行する、つまり彼等の能力を持ってすれば救えるかもしれない人々、間違いなく殺されるとわかっている人々を見殺しにするか、それとも「人間として」正しいと思うとおりに行動し軍法会議にかけられるか(つまり「軍法規違反者」として地位を失い、残りの人生を棒に振るかもしれない)、という二者択一であった───。
私達は、「人間として」ウォーターズの選択を正しいと思い、シールズ達の命を賭けた「無謀な戦い」に感動し、理不尽な内戦に引き裂かれた或る民族の、未来への一縷の希望が手折られることのないよう、祈りを惜しまない。
だが、実際問題としてみると、これは内政干渉の問題であり、国際法で扱われるべき問題であると思う。「人道的に正しいからOK」と、即座に決められない複雑怪奇な問題である。
米国が過去に主導して行ったいくつかの戦争(新しいところではコソボ、イラク等)では、米国の掲げた「大義」は、(少なくとも米国の言い分を信じるなら)まさしくウォーターズのとった行動と主旨は同じだ。決定的に違うのは、ウォーターズとその部下が己の人生と命そのものをなげうったのに対し、米軍なり国連軍なりが或る一国に対して大規模な軍事行動をとる時、その目的の正邪の判断はとかく強大国(つまり米国など)の損得問題に収斂されてしまいがちだということであろう。その問題をクリアしたとしても、信じる宗教が違えば「正義」、或いは「人間として採るべき正しい行動」の基準も違ってしまう。結局、世界中の誰もが納得する解決法などというものは存在し得ないのかもしれない。ウォーターズの採ったような「局地的、超法規的」行動だけが現在我々に許された唯一の解決法なのだろうか。
世界の未来は果てしなく暗いが、人間の魂の、光を求め続ける意志の強さを信じたい、と思う。
・「敢えて買うほどでは?」
戦争描写という点では、うまく出来ていると思います。ストーリー展開も、まぁそこそこではないでしょうか。但し、ブルース・ウィリス演じるウォーターズ大尉が何故に、ほぼ完了していた任務を放棄して、「人道支援」に走ったのか、が明確ではありません。ビアフラ内戦やイボ族の数百万餓死者の話等の悲惨さは別に「ヘリコプターから見て初めて気づいた」というものでもないでしょうし。あいかわらずこの辺はいい加減だなぁと思われます。単純に戦争映画は戦闘描写が正確であればよい、と言う意味で★みっつ。
・「TEARS OF THE SUN」
米国海軍特殊部隊シールのウォーターズ大尉は数々の戦闘を経験した強者という顔で登場し、救出目標の説明を受ける。大尉とその部下はリーナを救出しに内戦下のナイジェリアへ潜入したがリーナは患者と共に脱出したいと言い張る。
大尉は困り顔。大尉はどうしても合流地点に連れて行きたかったが、軍人としてどんなに説明してもリーナは理解しようとしない。それどころか医師としての努めを果たそうとしている。今の医師では考えられないことだが...。大尉はリーナと住民(避難民)たちと昼夜ジャングルの中を進んでいく。リーナとシールと避難民は航空部隊との合流地点に辿り着く。シールの隊員が発煙筒を焚き、航空部隊が平原に着陸。先にウォーターズ大尉とリーナだけ航空部隊(ヘリ)に近付いて避難民も搭乗しようと近付くがシールの隊員達が近付けさせまいとしたことでリーナは騙されたことに気付き大尉を殴る。大尉はリーナを無理矢理搭乗させ、シールは避難民を残し航空部隊と共に脱出した...が、この時既に神父やシスター、多くの人々が無惨な姿で殺害されていた。リーナは叫び、苦しむ。それを見ていたウォーターズ大尉は隊員達を見て、何を思ったのか航空部隊を元の合流地点に引き返させ、平原に着陸した。このTEARS OF THE SUNは私的に、ウォーターズ大尉は無事任務を遂行することだけに生きて来た。暖かい感情など必要としていない。ただ戦闘で隊員と生き残さえすれば十分という感じの感情が感じられた。対してリーナは、世(社会)の医師達と違い、世の為人の為に尽くすことに焦点を当てて活動しているといった感じがある。それが自分の使命であるかのように。
私的には戦闘が少なかったことと現役軍人の戦闘が見られなかったことが残念に思う。良かった所は軍人や、リーナの性格がとても面白く感じられた。軍人は国に忠実な兵として行動しているが、ナイジェリアで色々な光景を見ている内に感情を取り戻していくシーンが印象に残った。リーナは大尉が感情を取り戻す度密接な関係になっていくが、冷たい表情で大尉はリーナに「急いで」と言い何この人?という表情をしているのが面白く、反応が実に興味深かった。
・「突込みどころ多々」
イメージとしてブルースウィルスの戦闘ということからダイハードをイメージしていましたが観てみるとプライベートライアンのようなリアルな戦争を描写した映画になっていました.内容は戦争真っ只中の国にボランティアで診察に行っている医者を救い出すとのことですが,突込みどころ多々です.詳細は書きませんが,危険な患者をリスクを負ってまで救うのに裏切るし.・・・裏切られるし.帰れば良いのに帰ってきちゃうし.・・・余計被害者増えちゃうし.隊長!あなたのせいです!リアルだけど薄い.そんな感想です.
・「う〜ん 」
戦闘シーンはかなり力が入っている。武力の被害者となる民間人の苦しさ、軍人の人間らしさなどが描かれているものの、ストーリーに波がない。個人個人の背景がしっかり設定されていないので、そこまで感情移入できないという感じでした。おしいです。
・「ティアーズ・オブ・ザ・サン」
周りに反対されながら、ブルース・ウィリスは当初の計画通りの任務を強引に遂行していく。ヘリが離陸し、そのまま基地に向かうと思いきや、ブルース・ウィリスが指を回しながら「ターン・アラウンド」と言って、引き返し、命令に違反する。私は、この「ターン・アラウンド」が好きです。役者として、しぶく最高かっこいい演技です。自分が役者だったら、絶対やりたい。その後、敵に追われることになり、結構、簡単に追いつかれ、仲間の兵士も1人ずついなくなっていきます。後半は、ちょっと、設定が安易なような気がしますが、エンターテイメントとしては、こういう作りにするのが正解なのかも。
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