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▼アルゼンチンババア [DVD]:詳細

アルゼンチンババア [DVD]

アルゼンチンババア [DVD]
長尾直樹(監督), 役所広司(俳優), 鈴木京香(俳優), 堀北真希(俳優)

▼クチコミ情報

・「主軸が定まっていない内容
とても雰囲気はよく、最初の主人公の母親が亡くなるシーンは強烈に抉られました。しかし全体的にどこに主軸を置いているのかがよく分かりません。逃げ出した父の葛藤が深く描かれるわけでも無く、主人公の母の死に対する凄まじい悲しみが伝わるわけでも無く…何といいますか、全体的にノリが軽すぎます。“はぁ!?”と突っ込んでしまいたくなるシーンも多々…アルゼンチンババアも全く神秘性が醸し出されていないと思いましたし、言い方は語弊がありますが、全体的にパンチが足りません。これでもかと泣かせようとするならする、深い葛藤などの精神世界を描くなら描くどれかにして頂きたかったものです。レビューされている方々の視点は理解できません。全体的にふわふわふわふわ掻い摘まんで終わってしまっているのでは…少しばかりの安息は得られるかとは思います。

・「原作ファンからの見地
原作を読んでから、堀北真希とばなな氏の対談も読んで、そして映画を見てみた。対談の中でもばなな氏はキャラがぴったりだと絶賛していたが、確かに堀北真希が演じるみつこはよかったと思うし、他のキャストも良かったと思う。ただ、堀北真希はもっと体を張った演技をしなければ、憧れの菅野美穂のレベルまでは到達できないであろうと思わされた。

やけくそになってビールを飲むシーンでは、え、なんでそこでビールがぶ飲み?っていう不自然さが際立っていたし、あのような不良少女の役は実際にそういった行為をしたことが無いのだろうか、いかにもといった演技だった。また本来は性犯罪者のように描かれている従兄との関係もいいかげんだ。やらせろ、やらせないという押し問答からも緊迫した感じが伝わって来ない。あれでは、ただのお互いに気がある若い男女の関係になってしまっている。そう言う所でまだ一流とは呼べない構成と演技だった。

それにアルゼンチンビルは原作では、もっとずっと汚くて臭い場所であるはずなのに映画ではそれがただ単に「居心地の良い場所」となってしまっていたのは残念だった。あれではドラマのだめカンタービレの野田恵の部屋の方がずっと良い。スタッフは堀北真希が本気で嫌がるくらいのセットを用意するべきだったと思う。

それにしても原作も良いし、全体的には良い映画のはずなのにどうもブラーがかかっている気がする。単調というかつまらない雰囲気である。もっとスパイスを加えて、下妻物語くらいの映像や音楽の効果も加えたらきっと映画の主題である「生と死」についての考え方というのもはっきりしてくるのだと思う。

宮崎駿とジブリがこの原作をアニメ化したらきっと凄い大作になってしまうのだろうなと思えるのが残念で仕方が無い。それくらいこの実写映画は平凡である。

・「原作を大切にした作品
よしもとばななの謎めいた小説らしさの雰囲気はうまく出ている。しかし、それが「映画」という形に置き換わったことが成功はしていない。映画は見ている側の想像力に頼らない分、世界を明確に作りメッセージ性を持たせないと何を伝えたいのだかわからなくなるからだ。

独特な雰囲気から「芸術的作品」では確かにあるが、一般大衆向けな作品ではない。

よしもとばななの熱狂的なファンであれば、見てみるのもよいかもしれない。そこそこのファンの人は戸惑うと思える。

・「映像もストーリーも癒し系☆
まず、堀北さんは制服姿が素晴らしくハマってかわいいのでファンならずとも必見と言えるでしょう。

映像全般は、明るく見やすく、自然でしかし印象的な場面によって、しっとりとした映像美が堪能できます。主人公「みつこ」と、すぐに「ヤラせろ」という同年代の親戚の少年や、バイト先の鍼灸師(byココリコ田中)その他のサブキャラとをうまく絡めて、ひとりひとりが「カブる」ことなく丁寧に描写されており、母親を亡くし父親が失踪して親戚のうちにやっかいになっているという微妙な立場の主人公のうつうつとした内面がうまく表現されています。

父親との再会にかかるアルゼンチンババアとの出会いと反発と交流のてんまつを中心に、過不足ないエピソードがちょうどよく連関されており、役所広司さんや鈴木京香さんの抑えた演技もあいまって、「映像に語らせる」押しつけがましさのない作り方でゆったりと物語世界にひたることが出来ました。ストーリーは、ほどよいユーモアを基調にしながら、地方都市郊外の田園っぽい風景から海中シーンにいたるまで、意外に起伏に富んだ構成で、飽きずに安心して見ていられました。

あとで原作小説を読みましたが、どちらかといえば心の大きなうねりや動きについては抑え気味の描写で、ふわっとした仕上がりという感じでした。これに対して映画のほうは、エピソードやキャラクターを増やし、言わば、もっと「詳しい」感じになっています。原作ファンの方にとっては、勝手に変えて不快だと思われる点もあるでしょうが、この脚色によってこそこの映画独自の雰囲気や流れが作られたと言えると思いますので、小説と映画とではテンションが違うという点に着目し、それぞれ別な楽しみ方をするのが正解なのかなと思います。

・「ちょっとブラックなおとぎ話。
愛する妻を亡くしたとたんに生気を無くし、一人娘も置き去りにして行方不明になってしまう父親と、それを探す娘。父親はどこに行ったのかと思いきや、街外れで「アルゼンチンババア」と呼ばれる変わり者の汚い家で暮らし、ババアはその父親の子供まで宿している。愛する妻の死からの逃避としては、あまりにアバンギャルドな行動ではないか。本作は、役所広司演じる父親の行動に共感できるか否かで、好き嫌いが分かれるのではないか。いくら鈴木京香演じるババアが心優しくても、堀北演じる娘が混乱しても(純朴なセーラー服にはやられた!)、やっぱり自分は父親が許せないから、本作は気持ち良くない(笑)。一方で評価できるのは「アルゼンチンビル」がCGでも何でもないことだ。近年の映画でこれだけ作り込んだ家を観られることはほとんどない。大体はスタジオに作ってしまうか、ブルーバック合成だからね。俳優たちもこれだけリアルなセットだと気合も入ったのではないか。でも作品としては星2つ(笑)。

・「こうん ちうん
1時間たって何もおこらず、途中から早送りで見て、最後のイルカのシーンがちょっとだけいい絵になって終わった。やっぱ動物ってかわいいね。

役所広司がでてるから見たけど、ショッキングな出来だった。死にたくなった。

・「ババアは ないじゃろ ^^
人の死はつらい。 まして、自分の妻のしにゆくさまに立ち会うことができない父。 妻の死を受け入れることのできない父を、 年齢不詳のアルゼンチンババアがあたたかくつつむ。 その場所にいることに、唯一こころの安らぎを得る父。 そしてそんな父をなかなか理解できず、自分を捨てていった父に悩む娘。 このお話のテーマは奥深い。

人は人の死をどんな形で受けいれるのだろうか。 このお話は、自分の悲しみを乗り越えて、 人を愛し、人を受け入れることができたとき 乗り越えることができる。 と、言っているのだろう。

曼荼羅や仏教、カトリックのお祈りも出てくるが、 人はどんな形であれ、自分の形を見つけていく。 そして、いき続けていくことが・・ 死んでいった人の願い。 そんな思いも感じる。

父と娘が、母の墓標のいるかを抱えて 海に落ちていく。 墓標はそのまま遺跡(笑)となり、 生きている人は、生き続けるために墓標を手放す。 こんなシーンに作者の思いを感じたのは 私だけではないだろう。

こころの苦しみを癒す場所、アルゼンチンババアの家は そんな場所。 そして、その心は、娘に続いていく。

・「不思議な温かさはあるけど
監督は、「鉄塔武蔵野線」「さゞなみ」の長尾直樹なので、個人的には淡々とした演出と心にしみる作劇を期待したのですが、そういう部分もあるにはあるものの、ちょっと肩透かしな感じでした。

セットやカメラ(4人でラーメンを食べるシーンとか、見上げた空のショットなど)はなかなかいい。だけど、何か物足りない印象がしてしまう。この作品のキーであるアルゼンチンババアことユリが鈴木京香、というキャスティングに違和感があるからというのが1番大きいかな。彼女は上手いし頑張っているのだけど「ババア」というには若すぎ、周辺から敬遠されているわりには美しすぎる。

妻の死を受け入れられずに「逃げ出し」、アルゼンチンババアのもとに走る石屋の男・主人公の父役が役所広司というのも説得力がない。彼の場合、情けなさが出てこない。二人とも演技は上手いのだけどねぇ...。みつこ役の堀北真希は、演技は可もなく不可もなくだけど可愛いから、まぁいいか。(笑)物語としてはファンタジーに近い部分も多いのだが、そのファンタジーを信じるに足る説得力が弱い。

一人の人間が生きていくことの大切さと、子は親があってこその存在であることが感じられ、終わってみれば少し変わった物語だけれども、親子の邂逅を描いたという部分では、どこかノスタルジックで不思議な温かさがある作品ではありました。

・「臭いを感じる映画…
色あせた色彩のフィルム、洋館に住む謎の老女‥、子供の回想から始まる流れは、グレゴリー・ペック主演の名作「アラバマ物語」を思い出させる。しかし、似ているのはそこまででそれ以降は何とも奇妙なストーリーが展開する。よしもとばなな の原作を読んでいれば見方も変わったのかもしれないが、未読の上で観ると何を表現したいのかよく分からない。謎の老女のまか不思議物語なのか?心の傷の癒しなのか?ストーリーが右往左往するので面白くもあり、つまらなくもある。幼い頃に家族を虐殺されたというアルゼンチン老女の回想でドイツ語が流れるのは何故か?第二次世界大戦?アルゼンチンじゃないの?と意味も分からない。主演の役所広司や堀北真希のファンであれば、彼らの活躍を観るだけでも楽しめるだろうが、スタッフやキャストや原作に思い入れのない場合には「観ても観なくてもよい」程度の作品だろう。映画としての出来映えはそこそこだが、心に残るものもない。期待感を持たずに観れば案外楽しめるかも。

・「私には合わない映画だった
終盤のユリさんのセリフがいいけど、そこに辿り着くまでが長くて長くて。

映像、雰囲気、音楽は悪くないけど、私には感情移入できる人がいなくて、いまひとつ物語に入り込めなかった。

素敵な場面はあるのにグッとこなくて2時間おいてけぼり状態でした・・。

役所さんはいい感じだし、鈴木さんもきれい。掘北さんも可愛いんですけど。

私には合わないドラマでダメでした。役者さんの魅力で★が増えました。

アルゼンチンババア [DVD]
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