・「サービス満点」
ケビンは恒例のクリスマス旅行で、またもや家族とはぐれて、こんどはニューヨークにきてしまった。そこで因縁の泥棒と鉢合わせして、いたい目にあわせるというお話。 はなしのひねり具合といい、自由自在な音楽の使い方といい、クリスマスらしい風物の取りこみ方といい、ナンセンスな会話といい、クリス・コロンバス監督のセンスのよさに舌をまいた。 サービス満点の娯楽映画だから、それで全体の価値が落ちるということはないけれど、ふたりの泥棒はすこしかわいそうだった。というのは、ジョー・ペシとダニエル・スターンはもともと間抜けで憎めないところがあるからだ。勇み足というのかな。完璧というのはなかなか無いわけだが、顔が鳥の羽だらけになるところなんかは、眉をしかめた。
・「カルキン坊やバイオレンス編」
人気シリーズの2作目で片田舎が舞台からNYへとスケールアップし、その点では前作より見ごたえがある。しかし後半泥棒二人を玩具屋から守るため奮闘するカルキン坊やだが、屋上からレンガを頭目掛けて投げつけ、ロープにガソリン付けて二人を落下させたりと、ランボーかお前はと言いたくなるバイオレンスしたい放題。いくら可愛い坊やぶってもここまでやると観客としては引いてくる。なんかほのぼのコメディなのに痛さが伝わってくるのはかなりマイナスだ。泥棒もカルキン坊やの頭に銃突きつけたりと、ファミリーコメディにしては何か生生しいのよね。はっきり言って子供が真似云々の観点から言えば、そこへんのバイオレンス映画よりよっぽど危険だ。本作のように楽しそうに子供がレンガ屋上から投げられては子供には悪影響だろう。大人向けの過激なバイオレンスとどちらが真似され易いか。まあ冗談としておいて置いて、スケールは大きくなったが、無理やり感動話を入れている感もあり、少々悪ノリが過ぎる作品となっている。
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