マンデラの名もなき看守 [DVD]
ビレ・アウグスト(監督), ジョセフ・ファインズ(俳優), デニス・ヘイスバート(俳優), ダイアン・クルーガー(俳優)
・「人間の、それぞれの違う力を映し出す」
アパルトヘイト(人種隔離政策)が行われていた南アフリカ。ネルソン・マンデラ(デニス・ヘイスバート)が収監されていた。彼を監視するのはジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)。人種差別に同調していたグレゴリーだったが、マンデラに接していくうち、次第にマンデラの自由で平等な思想に感化されていく。そして看守と囚人という間柄にありながら、信頼を寄せる関係に発展していく。
実話であり、現地で撮影し、俳優陣も役作りに力を入れた作品。アパルトヘイトの非情さが伝わってきました。マンデラとグレゴリーの友情や、黒人に加担しているとして非難を浴びるグレゴリー一家の辛苦と悲劇。そして不安に苛まれる妻グロリア(ダイアン・クルーガー)との夫婦愛。様々な思惑、感情が渦巻くこの映画は非情でもあり温かくもある。収監されながらも希望を無くさないマンデラ。将来の不安を危惧しながらも自分の意思を貫くグレゴリー。時には彼に反対しながらも必死についていくグロリア。三人の強い人間像が印象的でした。
・「差別」
地味で静かな映画ですが、アパルトヘイト政策の下、投獄されたネルソン・マンデラの看守をする事になった男の、成長と心の葛藤を描いた、人種差別がテーマの感動作です。 感動作と言っても、号泣する程のシーンはありません。ですが、観終えた後には考えさせられ、学ぶ所のある作品です。歴史の勉強にもなりますね。とくに日本人にとっては人種差別問題は関係の薄い問題ですので、この作品から学ぶ部分は多いと思います。難しいテーマをとり挙げてはいますが、難解な映画ではないし、とても観やすい映画です。
「トロイ」以降、ダイアン・クルーガーを見ていなかったのですが、やはり美人ですね。(笑)
・「非常に「淡々とした作風」の映画。只、アパルトヘイト(人種差別)・南アフリカの歴史を学べる良作には違いない。」
南アフリカでアパルトヘイト(黒人差別政策)のため、27年間に渡って刑務所に投獄されていた後のネルソン・マンデラ大統領と、刑務所時代に看守として彼と親交を深めた白人の男とその家族を描く。
南アフリカという地理的な事情もあってなのかつい30年ほど前の出来事であるにも関わらず、日本ではなかなか知られていないアパルトヘイトの実情。対話による解決を望むマンデラだが、白人政府は交渉のテーブルに着こうとさえしない。仕方なく「武力闘争」を選択せねばならなくなる。
白人たちの黒人への不理解も甚だしく、マンデラ夫人に夫からのクリスマスプレゼントのチョコを渡しただけで主人公は家族ぐるみで白人の仲間たちから中傷や差別や嫌がらせを受ける。
非常に淡々とした作風で、格別盛り上がるシーンや演出はないといっていいです。それなのに「観させる」。画面の端々からもしっかりした作りであることが伝わってきます。
27年間もの獄中生活の末、政権が変わりついに自由の身となったマンデラ。「白人」と「黒人」という人種の壁を乗り越えて友情を結んだグレゴリー中尉は歴史の表舞台にこそ名を残してはいないけれど、裏舞台でしっかりと歴史の立役者となった名優であった。
・「いい映画でした」
アパルトヘイトって聞いたことあるけど、お恥ずかしながら今までよく分かりませんでしたでもこの映画を通して、その政策、そしてマンデラ氏に対して興味がわいてきました映画というフィルターを通してまたひとつ、知っておかなければならない歴史を教えて頂いたようで感謝映画の中身も結構テンポ良いので気づくとあっという間に観終わります映画としても、彼らの歴史を知る上でも成功した作品だと思います
・「感慨深い作品」
まだたかだか二、三十年前の話なんですよね。当時の社会情勢も垣間見れて非常に興味深いです。つくづく人種差別の惨さを感じます。人間はよくぞここまで残虐になれるものかと。
名もなき看守ジェームズ・グレゴリーを主体に進んでいくヒューマンドラマな様相です。上官や軍則、妻と己の気持ちとのジレンマに悩みながらも、いつしかマンデラに心を開く。この微妙な葛藤をジョセフ・ファインズが見事に好演しています。
個人的に一番印象に残ったシーンは、彼が幼少期に黒人少年と戯れてるシーンです。幼少時代は白黒人分け隔てなく遊んだわけで、子供の純真さを感じると共に、大人になるってどういうことなんだろう?と考えさせられました。
観るべきところの多い映画です。色々と考えが頭を巡ります。是非多くの方に観ていただき、何かを感じてもらいたい秀作です!
・「淡々としてますがいい作品でした。」
世界中にはこの看守のような名も無きヒーローがたくさんいるんでしょうね。今までも、そしてこれからも。人間は他の動物と違い、哲学や信念を持って生きていけるということをこの映画により改めて確認しました。このことを当たり前のこととしてやりすごして、時間を無駄にし努力を怠るようではいけませんね。この映画を観て強く感じました。
・「傷」
心がじんわりとする作品。号泣でもほのぼのでもなく、淡々と進むこの作品。それでも退屈だと思わないのは人々の表情を通じて当時の世相に対する葛藤がうまく反映されているからでしょうか。黒人が殴られるのを見た子供たちの”どうして警察はひどいことをするの?”という質問に答えを詰まらせる主人公はただ、”それがアパルトヘイトさ”と答える。主人公が答えを詰まらせた理由、それでも職業として批判できないもの。人間の葛藤を描くのが本当にうまい映画です。
また、作中でマンデラは”見えない傷ほど痛む”と言っている。差別とはそういう傷なのだと気づかせてくれる
・「アパルトヘイトから現代に至るまでを考えさせられた」
ネルソン・マンデラとその看守役だった一人の白人との実話。
マンデラが獄中生活を送っている中、白人の一人の看守が 黒人のマンデラとの交流で家族を巻き込んだ弊害に会ってしまう。
アパルトヘイトの最中、黒人がテロリスト扱いされていた時代には、 いくつもの時代背景があったことを改めてこの映画で知った。
そう思うとオバマ大統領がアマリカの大統領になったことが本当に 歴史的出来事なんだなぁと実感した。
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